第11回 演奏曲解説 ファンタジー

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赤木俊祐サクソフォンリサイタルvol.2 ファーストノート集、11回目です。

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今回は、D.ベダールのファンタジーについて。

D.ベダールは1950年、カナダに生まれた作曲家で、オルガンの作品が有名です。
ファンタジーは1984年に作曲された作品で、サクソフォンの、特にソプラノ・テナーサクソフォンのレパートリーの中で有名で重要なものとなっています。

楽器の中でもサクソフォンはかなり新しい部類のため、他の楽器に比べレパートリーの絶対数少なく、重ねて独奏のための作品の多くはアルトサクソフォンのために書かれているので、ファンタジーは非常に貴重なレパートリーとなっているわけです。

「ソプラノ・テナーサクソフォンのための」重要なレパートリー・・・と書いたのにも理由があり、この曲は作曲者からの指示で「ソプラノ・テナーのどちらで演奏しても良い」という事になっています。
選択は演奏者の判断になりますが、体感では7:3くらいでソプラノで演奏されているように思います(ちゃんとしたデータがあるわけではありませんので、悪しからず!)

今回はソプラノサクソフォンで演奏します。
サクソフォンの機動力を生かしたパートと、歌い上げる部分とでできており、楽しんで聴いていただけると嬉しいです!

次回は主題と変奏についての紹介を予定しています!
お楽しみに!