サクソフォンの音色を改善するにはロングトーンが良い。
というのは、良く言われています。
私もそう思います。
・・・で終わってしまったらこの記事書く必要ないですよね。笑
どういう目的を持ってロングトーンの練習をしていくのか、
具体的な練習をどうやってしていくのかは、プレイヤーによって意見が様々ですが、私はこの本をオススメします。
リンクは間違えてないですよ、フリートの教本です。
15年くらい前にこの本に出会ってから事あるごとに読み返し、練習し直しています。
(昔はCD付きじゃなくて、もっと安く学生の私にも購入しやすいお値段でした)
もちろん著者や出版社はサックスの練習で使うことを想定していないので、少し想像力を働かせて練習する必要があります。
しかし、それを考慮に入れても、最強の音作りの教本だと思います。
目次
教本の特徴
ざっくりいうと「自分が一番の音はこの音!」というのを作って、他の音をそれに合わせていくような練習方法が取られています。
よく「プロプレイヤーの音色を参考に」とか「CDをよく聞いて」とか言われてるのを聞いたことがある人は多いと思います。
この本ではそれに加え「ベストな自分の音(1つの音)」を作って、それを参考にしながら他の音に拡張していく形で練習が進んでいきます。
実際の使い方
サックスで練習する人は「まず6ページ目から」始めてみると良いと思います。
この6ページ目が身にしみます。
15年経った今でも身にしみます。笑
実は出版社のページからサンプルで6ページ目が見れるので、興味がある方はぜひ見てみて下さい。
音楽之友社の商品ページ http://ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=606140
6ページ目が「本当に」できるようになったら、次のページへと進んでいきます。
ここから先は説明不要だと思います。しっかり教本を進めていけば、自分自身が良い先生になるはずです。
悩んでしまう時期もあると思いますが、そういう時期になりそうなタイミングで良いコメントが書いてあるのも、身にしみます。
身にしみてばかりですが、本当にそういう本です。
結局いい音ってなんだ?
練習しながら、良い音ってどういう音なのか、どういう演奏方法を良いのか、今出した音はどうだったのか?良い音だったのか?
というのをひたすらに追求できる教本です。
今日やったからすぐ上手くなる!っていう本ではありません。
ですが、間違いなく音作りがはかどる本であると、オススメします。