音楽を続けていると、一度はやってみたいリサイタル。
私も数年前に勇んで1回目を開催しました!・・・が、当日に至るまで「企画」「予算」「スケジュール管理」などなど、学生の頃に気にしていなかった力が必要で、大変な思いをした記憶があります。
今回は「予算」について。
「だいたいで大丈夫でしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「自分で演奏会を立ち上げて、運営して、演奏もします!!」という場合は、前々からしっかり計画しておくことをオススメします。
当日が近づくにつれ、練習の比率が高くなり、思わぬ出費やそれが原因で集中を乱すことにもなりかねません。
また、予算を考えていくと、自分のやりたい演奏会の形がよりはっきりしてくるので、構成やチラシ作成に役立ちます。
今回は最低限必要そうなお金を一覧にしましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。
目次
人に対して発生するお金
- 出演料、お礼
- スタッフ代
おそらくこの辺りは見落とされることはないでしょうが、知人や友人に頼む場合は後でもめないよう、メリハリをしっかりつけることが大切です。
「出演料やスタッフ代はお願いする段階で、値段をはっきりしておく」これだけでお互いスッキリできるはずです。
広報に発生するお金
- チラシ、チケット、プログラム印刷代
- チケット販売委託料
- 広告料
上に加え、チラシのデザインをしてもらった場合はデザイン料、写真を撮影した場合は撮影料などが含まれてきます。
印刷代は1週間を目安に、納期が長いほど安くなるので早めに依頼しましょう。
広告料はチラシの折り込みや演奏会の広告を雑誌などに掲載してもらった場合発生します。
演奏に発生するお金
- 楽譜代
- 著作権料
忘れちゃいけない著作権。
楽譜代は持ってる場合もありますが、新規購入の場合は予算に組み込みます。
会場で発生するお金
仮にホールでサクソフォンとピアノの演奏会を開催した場合、場所にもよりますが、こんなことにお金がかかります。
- ホール
- 楽屋(ホール代に含まれる場合あり)
- 照明(リハーサル時も必要な場合あり)
- 音響(マイクを使ったり、録音をする場合)
- ピアノ使用料
- 調律代
- 譜面台など設備費
- 電源(コンセントなどを使う場合)
基本的に「会場にある何か」を使った場合、お金が発生すると思って間違いないです。
ホールが「午前・午後・夜間」の3区分で運営されている場合は、各使用料が区分ごとに必要になります。
ホール代は客席と含め最初に確認しますが、照明や音響にかかるお金は見落としがちなので、忘れないように。
その他のお金
- 交通費(出演者・スタッフなど)
- 練習会場費
- 花束代(ゲストなどがいれば)
- コピー費
この辺りも必要です。
交通費、練習会場費はその都度まとめておかないで「後でやろー」とすると大変な目にあうので、こまめに計算しておきましょう。
まとめ
以上が、演奏会に最低限必要なお金の一覧になります。
しっかり予算を立てて、いい演奏会の助けになれば嬉しいです。