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赤木俊祐サクソフォンリサイタルvol.2 ファーストノート集、12回目です。
今回は、酒井格さんの主題と変奏について。
酒井格さんは大阪府出身の作曲家で、吹奏楽のための作品「The Seventh Night of July」が「たなばた」の愛称でとても有名です。
驚くべきことに「たなばた」は氏の高校生の時の作品だそうで、大学生の時にはすでに出版もされていたそう。いやー、すごい。
主題と変奏はサクソフォニスト長瀬敏和さんの委嘱で書かれた作品で、2000年に長瀬さんのリサイタル初演されました。「主題と変奏」の名前の通り、最初にテーマが演奏され、それを基にした変奏が7つ続く構成になっています。
アルトサクソフォンの最低音から始まるテーマが非常に印象的で、そもそも最低音から始まる曲がほとんどないため、インパクト十分どころか二十分。
変奏と合わせ、高い技術力・ソルフェージュ能力を求められる作品で、全体は15分ですが、演奏者側はそれ以上にタフさを要求されているような感じがしています。
酒井さんの作品はたびたび演奏会で取り上げさせていただいていて、直近ではサクソフォンを4本使用するクローバーリーフ・スイートなどを演奏しました。
今回の「主題と変奏」も演奏会の前半最後の曲として、充実した内容になるようしっかり準備したいと思います。
今回は、このあたりで。
次回は少し迷ったのですが、委嘱新作の「追憶の四季」の紹介を少し。お楽しみに!
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