第9回 演奏曲解説 その9 パントマイム

アクセスいただきありがとうございます。
赤木俊祐サクソフォンリサイタルvol.2 ファーストノート集、9回目です。

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今回は、演奏会の一番初めに演奏する、P.スパークのパントマイムについてです。

P.スパークは1951年、イギリスに生まれた作曲家で、ブラスバンド・吹奏楽の作品が非常に有名です。
日本でもプロ・アマ問わず、たびたび演奏会で作品が演奏されています。

パントマイム彼が1986年に発表した作品で、16世紀中ごろのイギリスで流行したコンメディア・デルラッテ(即興仮面劇)から着想を得て書かれた作品だそうです。
その名の通り、仮面をつけての即興劇は、登場するキャラクターの性格がはっきりしており(この仮面はこの性格!みたいな感じで)、誰でも楽しめることから当時かなり流行したようです。
現在でもイギリスのみならず世界各地で上演されています。

曲は叙情的な前半と、高いテクニックを要求されるヴィルトーゾ的な後半に分かれており、パントマイムの名にふさわしく、エンターテイメント性の高い作品となっています。

もともとはユーフォニアムの為に書かれた作品ですが、当日はテナーサクソフォンで演奏する予定です。

直接貼り付けはできませんが、日本を代表するユーホニューム奏者の外囿祥一郎さんの演奏がとても有名です。
(youtubeにもありますが、大丈夫なやつなのか・・・?)

次回は、グリーグの紹介をしたいと思います。おたのしみに!