最近、自分で企画する演奏会がキャッシュレスで開催できれば面白いのではないかと思って、あれこれ調べています。
調査途中で後日修正するところもあると思いますが、ちょっとまとめてみたいと思います。
参考程度にご覧いただけるとうれしいです!
※ここでいうキャッシュレスとは「演奏会当日に現金のやり取りをしない」ということにして検討しています。
目次
そもそも思いたった理由
実は、5月に開催した演奏会の当日精算券の割合が全体の90%を超えていました。
そのときの当日精算券は「取り置きチケット」「一般当日券」「学生当日券」の3種類です。
スタッフの皆さんのおかげで大きな問題なく開演できましたが、精算にはかなりの時間がが必要だったので「これは何か手を打たなければいけないのでは?」と思ったのがきっかけです。
当日精算はなるべく歓迎したい
演奏会のチケットを出演者が販売する場合、知り合い同士だと、
- 演奏会やります→行くよ!→チケット取っとくね!
というやり取りが成立します。若い演奏家の自主企画だとこれがほとんどな場合も多いのではないでしょうか。
また、ぎりぎりでの予約や、当日ふらっと来ました!というのもあります。
特に、「ふらっと来ました!」というのは自分の目指すコンサートの1つの形であるので、歓迎したいのです。
当日精算券が増えると
しかし、当日精算券があまりに増えるとデメリットとして、
- 精算のためにお客さんの待ち時間が増える
- お釣りを多めに用意しないといけない
- 受付のスタッフを増やす必要がある
- 予定通りの時間に開演できない場合がある
という風なことが考えられます。
お釣りとスタッフを十分に用意できれば、特に何も考える必要はないのですがですが、
手売り主体の小・中規模な演奏会の場合、お釣りはまだしも、スタッフを十分に確保すら難しい場合があるのも現状です。
とりあえずキャッシュレスですべてを解決できる?
うえに上げた問題は、キャッシュレス、つまり電子マネーとかクレジット精算とかにすることで解決できそうな感じはあります。
- 精算時間の短縮→キャッシュレスで解決できそう
- お釣りの問題→キャッシュレスなら必要なし
- 受付スタッフの問題→上2つが解決すれば、少人数でも可能
ということで、キャッシュレスにたどり着きました。
前置きが長くなりましたが、実際に導入できるのか考えてみたいと思います。
電子マネーの場合
電子マネーの決済をしようと思ったら、まずはあのピッとできる機械を借りなければいけません。
私が一番いいなと思ったのが、こちらでした。
レンタル料、決済手数料はかかりますが、1週間単位で借りることができ、交通系・Edy・nanaco・waonなど様々な電子マネーに対応しています。
利用にあたり審査があるそうですが、演奏会はたぶん大丈夫・・・?
導入事例は聞いたことがないので、是非一度使ってみたいと思っています。
クレジットの場合
調べるまで知らなかったのですが、スマホにカードリーダーを接続するだけでクレジット決済できるサービスがあるんですね。
いろいろサービスはありますが、値段の事前登録ができたり、ネット接続が不安定でも大丈夫だったりってことで、こちらが面白そうでした。
電子マネーよりは精算に時間がかかると思いますが、物販やチケットの値段によっては、より便利なのかなと感じました。
その他のキャッシュレスの方法
先入観もありますが、電子マネー・クレジット以外だと演奏会での運用は難しいのかなと思います。
ぱっと思いつくところだと、
- 小切手→さすがに手間がかかりすぎる。
- 個人間送金→どちらかというと前売り券で力を発揮しそう
- プリペイドカード→お客さんに買ってきてもらわないといけない&良くある詐欺の形みたいで・・・
といったところでしょうか。
いろいろ調べてみて思ったこと
導入できた場合ですが、当日精算のスピードアップ以外にも、チケットの値段設定がより自由にできるのが面白いなと感じました。
たとえば、来年のニューイヤーコンサートを2018円にしてみたり、1人の作曲家に注目した演奏会で、作曲家の生まれた年をを値段にしたり・・・。
おつりの手間はほぼ無いので、値段にもコンサートの趣旨を反映できそうです。
しかし、問題もあって、
- 機材導入コスト、決済手数料がかかる
- 電子マネーの普及率は高くなってきているが、持ってない人もいる
- クレジットは基本18歳以上なので、高校生以下はまず持ってない
そして何より、がんばって告知しないと・・・
お客さんがキャッシュレスのつもりで来ない
というところに行き着きます。
結局のところ
今のところは、受付の人数を増やして対応するのが確実なのかなと思います。
個人的には、アイデアとしては面白いと思うので、是非実現させてみたいですね!
ここ数年で、お金のやり取りの方法がさらに多様化してきているので、これから新しいサービスが出てくる可能性は高く、注目していきたいと思います。
今回は当日精算に焦点を当てましたが、前売り券の販売方法も、
- 個人間送金
- 個人でネットショップの開設
- ツイキャスのキャスマーケットでの販売
など、面白い方法がたくさんあるので、こちらもそのうちまとめて記事にしてみたいと思います。
長々とお読みいただきありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。