ポール・クレストン「ソナタop.19」についての研究

過去に書いた曲目解説を中心に、改めてまとめました。

基本的には曲目「紹介」であり、プログラムノートも書いていますが、クラシックをよく知らない方にも読んでいただけるように気をつけて書いています。

何かの参考に、そしてクラシックのサクソフォンに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!

ポール・クレストンについて

ポール・クレストン(Paul Creston 1906~1985)はアメリカの作曲家、オルガニスト。

名前を変える前はジュゼッペ・グッドペッジョ(Giuseppe Guttoveggio)といい、イタリア系移民の家庭に生まれ、作曲を独学で学んだそうです。

リズムに対する造詣が深く、リズムとその記譜法に関しての理論の本を書いています。
(私は読んでみたいと思いつつ、まだ読めてません)

サクソフォンの作品は、

  • アルトサクソフォンとピアノのためのソナタ
  • 狂詩曲
  • 協奏曲
  • サクソフォン4重奏のための組曲

の4曲があり、このソナタは特によく演奏されています。

ソナタについて

このソナタは1939年にアメリカのサクソフォン奏者セシル・リースンに献呈されました。

ソナタとは、楽器で演奏される曲の形式の1つです。

だいたい3つか4つの楽章でできている場合が多く、第1楽章はソナタ形式(テーマの演奏→テーマを発展させていく→テーマのに戻ってくる)で書かれています。

この曲は全3楽章でできているソナタです。

1楽章「with Vigor(精力的に)」はソナタ形式で書かれており、先ほども書いた通り「テーマ→テーマを発展させていく→テーマが戻ってくる」の形です。

専門的な言葉で書くと、「提示部→展開部→再現部」と言います。

2楽章「with tranquility(静穏に)」はゆったりとした5拍子。

3楽章「with gaiety(陽気に)」は軽快なロンドとなっています。

ロンドとは「テーマ→別のメロディー→テーマ→さらに違うメロディー→テーマ→・・・」のように進行していく形式です。
(いつもこの説明をするとサンドイッチみたいだなと思います)

この楽章ではクレストンのリズムの真髄が見られ、楽譜は2拍子で書かれていますが、実際に聞いてみると、拍子はころころ変化して聞こえるし、油断してると演奏中でも騙されます。

プログラムノート

ポール・クレストン(Paul Creston 1906~1985)はアメリカを代表する作曲家であり、オルガニストである。本名はジュゼッペ・グッドペッジョ(Giuseppe Guttoveggio)
イタリア系移民の家庭に生まれ、作曲を独学で学ぶ。 このソナタは1939年にアメリカのサクソフォン奏者セシル・リースンに献呈された。 全3楽章からなり、1楽章「with Vigor(精力的に)」はソナタ形式、2楽章「with tranquility(静穏に)」はゆったりとした5拍子、3楽章「with gaiety(陽気に)」2拍子の軽快なロンドとなっている。
クレストンはこのソナタ以外にもコンチェルトや4重奏曲などをサクソフォンのために残している。

免責事項

その都度、加筆修正はしてますが参考程度に見ていただけると嬉しいです。

プログラムノートについては、このページでしか責任が取れないので転載禁止としますが、連絡いただけた場合はその限りでないので、万が一使用等の希望があればご相談ください。