リサイタルのときに委嘱した「追憶の四季」の吹奏楽版が出るそうです。

去年のリサイタルのときに佐藤信人さんに委嘱した「追憶の四季」

その吹奏楽版が、6/3に大江戸シンフォニックウィンドオーケストラさんで初演されるそうです!

 

私は約束があって伺えるかどうか微妙なラインなのですが、委嘱した身としては是非聴きにいきたい・・・。

 

目次

追憶の四季について

7月のリサイタルのときは、曲と一緒にプログラム用の曲目解説も佐藤さんにお願いしました。

こんなかんじで。

・追憶の四季
「過ぎ去った日々は二度と訪れない」をテーマに作曲しました。春は桜を見に行き、夏は虫の声や風鈴の音、秋は風に乗って落ち葉が舞う様子、冬は外が一面雪で静寂に包まれているなど季節には様々な出来事の思い出があります。しかし、時間が経つにつれてその重いでも大まかにしか思い出せなくなっていきます。そんな曖昧な記憶の思い出を表現しました。

(リサイタルのプログラムから書き起こしたのですが、まだ1年たたないのにすごい懐かしさ。笑)

 

曲を佐藤さんにお願いしたのがちょうど2年前の今ごろで、そのときに

  • テナーサクソフォンとピアノのための曲にしたい
  • 死別をテーマにして書いてほしい

というようなことを、お伝えしました。

 

テナーサクソフォンのために書かれた作品はアルトに比べるとはるかに少ないので、

「レパートリーを広げる役に立ちたい!」という思いと、

そのころいろいろあって考えることの多かった死や死別について何かしらで表現したいという思いから、

その2点でお願いしたように記憶しています。

 

リサイタルのときの様子

曲目解説ではリサイタルの雰囲気にあわせ、そのものの単語は出てきませんが上手に解説していただいて

「おお!」と思ったのを覚えています。お客さんにもとても好評でした。

リサイタルのときの様子がこちら。伴奏は毎度おなじみ大嶋千暁さんです。

 

吹奏楽版になるとどうなるのか

吹奏楽版もテナーサクソフォンのソロとバンドの伴奏になっているそうです。

私の解釈もありますが、ぎりぎりまで絞ったピアニシモのところや、伴奏のオーケストレーションがどうなっているのか非常に興味があります。

演奏会は下記のとおりだそうですので、お時間ある方は是非!

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ第6回 定期演奏会

2017年6月3日(土)場所:タワーホール船堀大ホール
時間:開場 16:30 、開演 17:00、終演19:00頃(予定)

 

最後になってしまいましたが、佐藤さんのホームページのリンクも貼っておきます。→佐藤信人HP