タイでロンデックスコンクールに参加してきたのでまとめます(コンクール・宿泊・食事編)

7月に2週間かけてタイで開催された「第5回ジャン・マリー・ロンデックスコンクール」に参加して来たので、コンクールの様子とタイでの生活の様子をまとめます。

の3回に分けて更新したいと思います。

今回は「コンクールと宿泊・食事について」です。

目次

ロンデックスコンクールについて

クラシックサクソフォン界における2大コンクールの1つ。今回が5回目の開催でした。

会場はタイのマヒドン大学。バンコクから1時間ほど西に行った所にあります。

とても広くて、緑の多い大学でした。

近代的な建物があるかと思えば・・・

これ、大学の中です。ジャングル・・・。

 

コンクールのタイトルにもあるジャン=マリー・ロンデックスはサクソフォンの世界の生ける伝説のような方で、神様・マルセルミュールの弟子でもあります。

今回のコンクールでも審査委員長をされていました。

ちなみに、2大コンクールのもう1つはベルギーのディナンで開催されるアドルフサックスコンクール。

例外もありますが、どちらも3〜4年の周期で開催されており、年齢制限もあります(どちらも30歳が目安)

歴代日本人ではアドルフサックスコンクールでは原博巳氏、ロンデックスコンクールでは平野公崇氏と松下洋氏が優勝しています。

今回のコンクールの日程

全部で14日あったコンクール。日程はこんな感じでした。

・1日目
参加者全員に向けた説明会がありました。ルールや日程の確認、コンクール期間中に気をつけてほしいことなどのアナウンスがあり、その後4日間ある1次予選の出演日の抽選をしました。

・2〜5日目
1次予選。1日目に決まった日の朝に集合して、もう一回抽選をして出演順を決めました。
全て終了した5日目の夜にはセミファイナルに進む参加者の発表がありました。

・6〜7日目
セミファイナルのリハーサルの日。決められた時間の中で、ピアノとの合わせ、機材の確認などをしていたようです。

・8〜9日目
セミファイナル。9日目の夜にファイナリストの発表がありました。

・10〜13日目
ファイナルのリハーサル日。ここまで残った5人がオーケストラとの合わせをする日でした。
全部で4日あったので、暇になってしまった参加者は帰国する人、観光する人、練習する人とかなり様々でした。

・14日目
ファイナルと1位から5位の発表がありました。

コンクールの様子

参加者は全部で60人ほど、日本人の参加者は私を含め5人でした。どちらも予想よりかなり少なかったです。

もともと現代曲の多いコンクールですので、曲の難易度は相当高いのですが、今回はそれに加えセミファイナルでエレクトロニクスを伴った曲を演奏しなければならなかったのが、参加者が減った原因の一つだったのかなーと感じています。

ファイナルでは、ソプラノとアルトの2本のサクソフォンを同時に吹く指示もあるくらいでしたからね・・・。

あ、複数人でじゃないですよ!

1人で、2本、同時に、です。(気になる方はこちらからどうぞ→youtube

ファイナルに残った人たちは、ほとんどの人が同時吹きかつ、ハイクオリティーだったので、本当にブラボーでした。

練習場所について

大学の練習室を借りて練習ができましたが部屋数が多くない・・・

というわけでホテルで練習していました。

もちろんホテルに確認をとってですが、私の泊まったところはコンクール参加者しかいなかったので、あっちこっちから音がしてました。

宿泊について

私は2週間こんな所に泊まっていました。

シャワーとトイレは共用、簡単な朝ごはんがついて2週間で2万円代でおさまりました。安い。

コンクール期間中は他の部屋も参加者でいっぱいだったので、仲良くなるきっかけにもなりました。

食事について

結論から言うと、3〜4日に1回くらいは軽くお腹を壊していました。
トイレから出られないような深刻な状態にはなりませんでしたが、何にせよ辛いものが多いのです。

でも美味しい。

屋台も何軒か行ってみました。

水は危ないと聞いていたので、毎日買っていました。宿でも飲み水を毎日出していただけました。

ちなみに500mlのペットボトルの水が30円とかで買えます。ほんと安い。

 

観光とトラブル編に続きます!